2025/07/08 14:35

旬のトマトを無駄なく活かせるドライトマト!

ドライトマトとは?
トマトの水分を飛ばして旨味と甘味を凝縮させた保存食がドライトマトです。水分が減ることで雑菌が増えにくくなり、冷蔵はもちろん冷凍でも長期保存が可能になります。イタリアではパスタやブルスケッタの“旨味ブースター”として古くから使われてきましたが、日本の家庭でも電子レンジを使えば驚くほど簡単に再現できます。しかも生トマトよりかさが減るので、冷蔵庫のスペースを取らないのも隠れたメリットです。

🍅3 つの製法ご紹介

1. オーブンを使う方法〈所要 2〜3 時間〉

オーブンを 120 ℃に予熱し、その間にトマトを 厚さ 5 mm に輪切りします。切り口を上にして天板に並べ、塩をひとつまみ振ったら、まず 90 分ほど低温でじっくり焼いて水分を飛ばします。途中でトマトを裏返し、さらに 30~60 分加熱して表裏を均一に乾かせば完成。焼き上がり直後はやや柔らかく感じますが、冷めるとセミドライ特有のしっとり感に落ち着きます。


2. 食品乾燥機を使う方法〈放置でラク〉

スライスしたトマトをトレイに並べ、60 ℃前後 の設定で 6~8 時間運転します。風と熱が均一に当たるので、途中で裏返す必要がなく完全放置で OK。機種によってはタイマー終了後に自動で保温モードへ切り替わるため、夜寝る前にセットして朝取り出す、といった使い方ができるのも魅力です。機器の価格はかかりますが、一度に大量に作りたい人やドライフルーツ・干し野菜なども楽しみたい人には最短ルート。


3. 天日干しで作る方法〈コストゼロ〉

晴天が続く 2〜3 日を狙い、通気性の良い干し網かザルにトマトを並べます。朝晩の湿気を避けるため、夜間は屋内へ取り込み、日が昇ったら再びベランダや庭へ。直射日光と自然風でじっくり乾かすため、塩を軽く振って表面の水分を引き出しておくと失敗しにくく、雑菌繁殖の抑制にもなります。虫除けネットやキッチンペーパーで表面を覆うと安心。電気代ゼロで香ばしい“太陽の香り”が楽しめるのが最大の魅力です。



保存方法と賞味期限
できあがったドライトマトは粗熱が取れたら密閉容器へ移し、冷蔵庫に入れれば 4〜5 日間は十分に風味が保たれます。1 か月以上保存したい場合は冷凍がおすすめ。使いたい分だけ手で割ってそのままフライパンに投入すれば、解凍の手間もありません。また、煮沸消毒した瓶にオリーブオイルを注ぎ、ローリエやニンニクと一緒に漬け込めば、冷蔵で 2〜3 週間は香り豊かなオイル漬けとして楽しめます。

活用アイデア
パスタにそのまま加えれば、旨味が溶け出して即席でも本格的な味わいに。クリームチーズを塗ったバゲットにトッピングすればワインのお供にぴったりのブルスケッタに早変わりします。醤油ベースの炊き込みご飯に加えると、トマトの甘味とグルタミン酸がご飯粒に染み込み、和と洋のいいとこ取りの一品に。意外なところでは、無糖ヨーグルトに刻んで入れ、オリーブオイルを垂らすと爽やかなディップになりますし、そのままおつまみとしても味が濃いので満足感があります。 


まとめ ― あなたのライフスタイルに合った“乾燥トマト習慣”を

  • じっくり派には「オーブン 120 ℃・90 分」
    低温でうま味を閉じ込める王道コース。焼き色もほのかに付き、香ばしさが欲しい方に最適です。

  • 時短&放置派には「食品乾燥機 60 ℃・8 h」
    夜セットして朝回収。大量仕込みでもムラなく仕上がるので、作り置きファンや常備菜好きの強い味方。

  • 自然派には「ベランダ天日干し 2〜3 日」
    電気代ゼロで“太陽の香り”を楽しめるエコな製法。虫よけネットと天気予報チェックが成功のカギです。

どの方法でも 厚さ 5 mm のスライス+塩ひとつまみ さえ守れば失敗知らず。
自宅で作れば、買うよりリーズナブルで添加物もゼロ。ぜひあなたのキッチンに合った製法で、甘みとうま味の凝縮したドライトマトをストックしてみてください。


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