2025/09/06 10:15

🌸 前回のおさらい

加賀で挑戦中の幻の赤肉メロン「キューピットメロン」。
糖度20度という驚きの甘さを目標に、自然栽培でのテスト栽培3年目がスタートしました。
今回は 「受粉」や「摘果管理」など、栽培初期の重要なステップ をご紹介します。


🐝 メロンの受粉はスムーズに?

7月10日、人工授粉を手作業で実施しました。
結果は約10果ほど着果。
ただ、今年は雌花の数が少なく、受粉数も限られています。
※赤肉メロンは高温や乾燥に弱く、花粉が飛びにくいのも影響していると考えられます。


🍈 摘果作業とエース果の選別

通常のメロン栽培では、着果後10日で「将来のエース果」を残し、その他は摘果します。
しかし今回は雌花不足もあり、摘果をせずに全て育成
日照り続きが原因と考えられ、来期への課題として「雌花数の安定化」が浮き彫りになりました。


🌱 成長の経過と自然栽培の試練

着果後の果実はすくすくと成長中。
ただし1本の苗にアブラムシが発生し、やむなく破棄する事態も…。
ハウスを使わず雨や風をそのまま受ける「自然栽培スタイル」のため、管理はシビアです。
雨が少ない日が続いたため、毎日水やりを行い、着果後には栄養補給を加えています。



📈 糖度20度を目指す管理ポイント

  • 水分ストレス:肥大期はしっかり潅水、熟期は控えて糖を濃縮

  • 追肥タイミング:後半にカリ分を効かせ、裂果防止+甘味強化

  • 温度管理:遮光ネットで最高32℃を超えないよう調整

今年こそ「糖度17度越え → 20度挑戦」を狙います!



🔮 次回予告|糖度測定へ

いよいよ8月下旬に糖度測定を予定しています。
果たして幻の「激甘メロン」と呼ばれる糖度17度を突破できるのか?
結果次第では、公式ショップでのWeb販売 に挑戦するかもしれません。

前回の記事はこちら(キューピットメロンとは?)↓↓↓

【加賀初上陸】キューピットメロンとは?糖度20度を目指す幻の赤肉メロン栽培レポート #1 | kaganomegumi






🌟 よくある質問(Q&A)

❓ キューピットメロンの果肉は何色ですか?

👉 果肉は 鮮やかなサーモンピンク色。カットすると美しい色合いと芳醇な香りが広がります。


❓ キューピットメロンは赤肉メロンの仲間ですか?

👉 はい。果肉がサーモンピンク〜オレンジ色のため、分類上は 赤肉メロンの一種 です。
ただし一般的な大玉赤肉メロン(夕張メロン等)とは異なり、
小玉サイズ・ノーネット(網目なし)・高糖度 という独自の特徴を持つ希少品種です。


❓ 他の赤肉メロンとの違いは?

👉 キューピットメロンは手のひらサイズ(約800〜900g)の小玉タイプ。
さらに 糖度17〜20度を目指せる激甘メロン で、日持ちも良いため産直通販に適しています。




今年も挑戦が続くキューピットメロン栽培。
小玉でかわいらしい見た目とは裏腹に、糖度20度という“激甘メロン”を目指す道のりは一筋縄ではいきません。

自然栽培ならではの試練を乗り越え、加賀の地でどこまでポテンシャルを引き出せるのか──。
これからも成長の様子をシリーズでお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!